自動車保険の基礎知識

【自由加入】任意保険の補償内容・補償期間・保険料・請求方法

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任意保険は自分で補償を組み立てて保険料も自分でコントロールできるので、保険料が節約したい方にとっては願ったり叶ったりのシステムです。

しかし、各補償の意味や重要性がわからずに補償を組み立ててしまうと、いざという時に保険金を受けられなかったり、無駄な補償をつけてしまうことになるので、補償内容を把握することがとっても大切。

今回は任意保険の補償内容や、期間、そして保険料について説明します。

ここさえ読めば、任意保険についてはほぼ理解できるようになっているので、ぜひ目を通してください。「忙しいから全部読めないよ、長いし」という方は要点だけまとめておいたので、ここだけ読んでくださいね。

この記事を要約すると…

  • 任意保険の基本補償は「対人」「対物」「人身障害」「車両保険」
  • 特約はいろいろあるけど全部入る必要はなし
  • 保険期間は1日から7年。長ければ長いほどお得になるけどネット系には無い
  • 保険料は「等級」「車種」「補償内容」「保険会社」「運転者の年齢」などによって決められる
  • 保険会社を変えるだけで保険料が半分になることも、倍になる事もある

所要時間5分!任意保険の補償内容を簡単に解説します。

任意保険はいくつかの補償を組み立てて、自分にぴったりの保険を作れるセミオーダー制なので、補償内容をしっかり理解しておきましょう。

基本補償と特約に分けて説明するので、知りたいところをピックアップして読んでくださいね。

⑴基本補償編

まずは、基本の補償編です。基本補償といっても、全部加入する必要はありませんので自分に必要な補償を必要な金額だけ選ぶようにしましょう。

対人賠償責任保険→事故の被害者の怪我をカバー

任意保険の対人賠償責任保険は、交通事故で怪我をさせてしまった「被害者さん」への賠償金を支払う保険です。

最初に支払う賠償金の上限額を、自分で決められるのですがここは「無制限」を選びましょう。無制限なんてもったいないと上限額を下げたくなりますが、お医者様や小さなお子様を事故で怪我させてしまった場合、数千万円の賠償金では足りなくなります。

対人からは、被害者さんの治療費や薬だけだけでなく、慰謝料や休業損害など多くの賠償金が支払われます。特に後遺障害が発生した場合や死亡した場合は、将来発生したはずの「収入」を支払わなければならないので、賠償金はとんでもなく高額です。

対物賠償責任保険→事故で壊れてしまったモノをカバー

対物賠償責任保険は、通称「対物」といって交通事故で壊してしまった車やモノの賠償金を支払う保険です。

車や、ガードレール、塀、街路樹、信号、電柱などモノならなんでも対応します。原則として、壊れてしまったモノの修理費用や、示談交渉のためにかかった弁護士費用、訴訟費用などが対物から支払われます。

保険金額は対人と同様に、自分で上限額を選べるのですが、こちらも迷わず「無制限」を選びましょう。モノなんてそんなに高くないでしょ?と思ったら大間違い。

新車満載のキャリアカーや、新品の有機ELをたっぷり載せたトレーラーなどとぶつかってしまうと賠償金が3000万円を超えてしまいます。新築の家に突っ込んだ、電車に突っ込んだ、など高額賠償事例は1年に何度も発生するのです。

人身傷害保険→運転者、同乗者の治療費や慰謝料を実費で支払う

人身傷害保険とは、運転者、同乗者、など自分の車に乗っている人や家族が事故で怪我をしてしまった時の治療費や薬代、慰謝料などを支払ってくれる保険です。

人身傷害保険で支払われる代表的な保険金は以下。

  • 治療費代
  • 通院交通費
  • 慰謝料
  • 休業損害
  • 後遺障害の逸失利益

ほとんどが「対人」で支払われる保険金と同じ内容です。

人身傷害保険に加入しておけば、交通事故で怪我をしても治療費を負担することはありませんし、プラスアルファの慰謝料が支払われるので安心。

人身傷害保険の上限金額は3000万円、4000万円、という風に1000万円単位で自分で選ぶことができます。一般的な会社員で家族を扶養している方は3000万円から5000万円を選ぶことが多いです。

死亡した場合は、こちらの上限金額がポンと支払われるのではなく、収入や年齢などに応じて計算された保険金が支払われますので、超高額にしてもそれを全額受け取れるかどうかは年齢や収入次第です。

搭乗者傷害保険→怪我の程度や通院日数に応じて定額で支払われる

搭乗者傷害保険は、怪我の度合いや通院日数に応じて、あらかじめ決まった金額が支払われる保険です。

契約で決まっている金額しか支払われないので、治療費をカバーできないことも多く、「搭乗者傷害保険だけ」では補償は不十分です。

そして人身傷害保険に加入していれば、必要ないと判断する人も多い保険。人身傷害保険でも慰謝料や休業損害が支払われるので、わざわざ追加保険料を払ってまで、搭乗者傷害保険をつける必要はないと考えます。

ただ、「怪我をした時の補償はできるだけ多く」という方には根強い人気がありますので、保険料ともらえる保険金を天秤にかけて判断しましょう。

搭乗者傷害保険は、「部位症状別」と「日数払い」の2通りがあります。

部位症状別

部位症状別は、怪我をした場所と症状に応じて一定の保険金が支払われます。

「首を捻挫して5日以上通院したら5万円」という風に各保険会社によって条件は異なりますが、5日以上通院すれば決められた保険金が1度支払われておしまいです。

後遺障害が生じた場合や死亡した場合は別途保険金が支払われます。

日数払い

日数払いは、通院や入院した日数に応じてあらかじめ決めてあった「日額」x通院日数が支払われます。

例えば通院1日5000円で、10日通院したら5万円です。通院日数が増えれば増えるほど、受け取れる保険金が多いので昔から人気はありますが、保険金がもらえる分保険料もお高めです。

車両保険→自分の車を修理代等をカバー

車両保険は自分の車に対する補償です。事故で壊れた分の修理代を支払ってくれます。

修理できないほど壊れている場合や、修理代が保険金額を上回ってしまうと「全損」と言って、あらかじめ設定してる保険金額が全額支払われます。

「車両保険に入ると保険料が高くなる」と昔から言われていますが、確かに車両保険に入ると、保険料はぐっと高くなります。

しかし、車両保険の種類を選んだり、免責金額(自己負担額)を設定したりすることで保険料を抑えることもできますので、色々と試してみてくださいね。

車両保険一般タイプ

一般タイプは、車対車の事故、車対物の事故、など車が何かとぶつかって壊れた場合の修理代をフルカバーしてくれる保険です。

安心できる分、保険料は少し高くなります。「車両保険は高い」と言われているのはこのタイプです。

車両保険エコノミータイプ

エコノミータイプの車両保険は、「車と車がぶつかった場合」や「火災水害いたずら」など支払われる条件が少し狭くなっています。

簡単に言えば「自分でモノとぶつかった時」は支払われません。電柱やガードレールとぶつかったような場合です。

運転には慣れていて、モノとぶつかることはほとんどないよ、という方はこのタイプに入れば保険料がとてもリーズナブルになります。

⑵特約編

任意保険には、保険会社によっていろいろな魅力的な特約が用意されているので、どれもこれも必要そうに見えますが、人によっては無駄になるものもあるので、吟味して選びましょう。

弁護士特約→自分が被害者の時に役に立つ

弁護士特約とは、自分が自動車事故で被害を受けた時に弁護士や司法書士などの法律の専門家に相談したり、交渉を任せたりした時に保険金が支払われます。

自分が加害者になった時は「対物」や「対人」から弁護士費用等が支払われるので、無理して弁護士特約に加入する必要はありません。

ただ、事故で怪我をした場合は、弁護士特約を使って弁護士に交渉を一任することで慰謝料が大幅に増額するケースもあるので、つける人が年々増加しています。

個人賠償責任特約→交通事故以外で人様に迷惑をかけた時の賠償金

個人賠償責任特約は、交通事故以外で自分や同居の家族が他人のモノや車を壊してしまった時に賠償金が支払われる保険です。

例えば、小学生の子供が自転車でお年寄りを引いてしまった場合や、ボールが車にぶつかって車の窓ガラスが割れた時、などなど。

家にお子さんや自転車に乗る方がいる場合は入っておくと安心です。

ファミリーバイク特約→原付バイクなどに補償をつける

ファミリーバイク特約は原付バイキなどの125cc以下のバイクに「対人」や「対物」などのシンプルな補償をつけられる特約です。

自分が所有するバイクだけでなく、家族が所有するバイクも補償対象になるので、家に原付バイク等がある場合は加入しておくと、単体で保険をつけるよりも保険料がお得になります。

代車特約→事故や故障で車を修理している期間の代車費用を補償

代車特約は、自分の車が事故や故障(故障は対象外の場合もあり)した時の修理期間中の代車費用を支払ってくれる保険です。

契約時に1日あたりの代車費用を決めておくと、その範囲内で借りられるレンタカーを使うこともできます。

ただ、修理期間中に代車が無料になる修理工場を知っておけばあまり必要のない特約です。最近は多くの保険会社で「代車が無料になる提携修理工場」を紹介してくれるので、それを利用すればこの特約は不要。

ただし、家族が多くて7人乗り以外は無理、とか福祉車両が必須など特殊な事情がある方は、代車特約があると安心です。

人身傷害保険の車外補償

人身傷害保険は基本的には「契約自動車」に乗っている時に起きた事故について、治療費などが支払われますが「車外補償特約」を選択すると、契約自動車以外の車に乗っている時の事故や、歩いているときに車とぶつかった場合や、自転車に乗っている時の怪我なども支払い対象になります。

特に自転車に乗ることが多い家族がいる場合、こけただけで治療費が支払われるので、大変助かりますが、保険料も高いのが難点。お金に余裕がある方が入ることが多い印象です。

対物超過特約

保険会社によって名前は様々ですが、こちらの特約は「相手の自動車が全損になった時、修理するなら時価額プラス50万円を支払いますよ」という特約です。

対物賠償責任保険では、相手への賠償金額は「時価額まで」となっています。これは、保険会社が決めているのではなくて、日本での損害賠償の基本的な考え方です。

例えば新車から10年以上経過して、10万キロ以上乗った軽自動車が大破して、修理代が70万円と言われた場合、対物から支払われるのは70万円ではなくて

「10年落ち、10万キロ超えの同グレードの中古車価格」
「車が大破しているのに、賠償金額が20万円」

という事例は、日常茶飯事です。「これまで乗っていた車が大破したのに20万円しかもらえないなんて許せない!!」と被害者さんはご立腹します。

保険会社は必死に交渉するけど、被害者さんは納得せずに契約者さんに直接「あなたが支払ってよ!」と怒鳴り込むこともあります。

けど、そんな時この特約があれば「時価額プラス50万円」が支払われるので、被害者さんの車は70万円で綺麗に修理して元通り。契約者さんの元に怒鳴り込むことなく、円満に示談が完了します。

特約といえども、今は加入率がかなり高く、入っていないと示談交渉が難航するのでできれば入っておきたい特約です。

任意保険の補償期間→1日から最長7年

任意保険の補償期間は、1日から最長7年の中で好きな期間を選ぶことができます。

とは言っても1日タイプは、通常の任意保険ではなく「ワンデイタイプ」と呼ばれる特殊な保険です。1日タイプの保険に1年間加入し続けると、補償内容の割に保険料が割高になるので、1年以上加入したいなら普通の任意保険を選びましょう。

代理店型自動車保険の中には2年から7年までの長い補償期間の「長期自動車保険」というものもあります。更新の連絡がないし、事故の際の等級アップの影響を先送りできるし、保険料も「長期割引」がつくのでお得です。

ただ、もともと保険料が格安なネット系自動車保険の保険料と比べると、割高になることが多いので「保険料が安くなるから」という理由だけで選ぶのならお勧めしません。

1年タイプも長期タイプも、車に乗らなくなったり、海外にいったりするときは途中で解約できます。

任意保険の保険料→複数の条件が絡み合って保険料が決まる

任意保険の保険料は、様々な条件を複合して決まるので、計算がとっても複雑。保険会社の社員も、システムのサポートなしでは計算できません。

任意保険の保険料を決めるおもな条件はこちらです。

任意保険の保険料を決める要素

  • 補償内容……車両保険の有無、車両保険のタイプ、各補償の上限金額、特約の有無などで保険料が大きく変わります。
  • 等級……任意保険には等級制度という割引システムがあって無事故期間が長いほど割引率が高くなり、事故を起こすと割引率が低くなります。
  • 契約者の年齢……若年層と高齢者は割高です。
  • 免許証の色……ゴールド免許を持っていると保険料が割引されます。
  • 車種……統計的に事故率が低い車は保険料が安く、事故率が高い車は保険料が高くなります。
  • 走行距離や使用頻度……年間走行距離が長くなると保険料が高くなります。
  • 保険会社……保険会社によって、保険料が大きく変わります。ネット系は格安で代理店系は割高です。

これ以外にも保険料を決める要素はたくさんありますが、代表的なものだけピックアップしました。

この中でも、保険料を大きく左右するのが「保険会社」です。同じ補償内容でも保険会社を変えるだけで、保険料が半額以下になることは珍しくありません。特にネット系保険会社は軒並み保険料が格安です。

百聞は一見にしかずなので、補償内容等を同条件にして、ネット系損保と代理店系損保の保険料を比べてみました。

保険会社による保険料の違い

  • 某代理店系損保……46660円
  • 某ネット系損保……80250円

見積もり条件:15等級、車両保険一般60万円、対人対物無制限、人身傷害3000万円、弁護士特約あり

全く同じ条件で見積もっても、「ネット系」と「代理店系」というだけでこんなに保険料が変わりました。

いろいろ条件を変えると、もっと差が出ることもありますので面白いなと思ったら、自分で見積もってみてくださいね。

まとめ

任意保険は、補償がたくさんあって理解するのは大変なので、基本補償だけ覚えておけばオッケーです。

対人、対物、人身傷害は外せませんが、車両保険やそれ以外の特約は必要に応じて加入しておきましょう。

保険料は、補償内容や等級もさることながら、保険会社によって大きく変わるので、補償内容を変えずに保険料を節約したければ保険会社の公式ホームページや一括見積もりサービスなどを利用して、いろいろな保険会社の保険料をリサーチしてみると面白いですよ。

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